単発のサービスだけではなく、継続的にお付き合いできるサービス・商品を創りたいと思っているのですが、何から始めればいいのかわからなくて。やってみようとしたのですが全然形にならないのです。
ご質問有難うございます。
単発ではなく、継続してお付き合いできる商品設計ですね。
お客様のような事業向けでお話を進めていきますね。
占い師、コーチ、カウンセラー、デザイナー、ライター、などの仕事をしている人が、単発の安い商品しか扱えていない。という問題を抱えています。
始めたばかりの時は、仕事が来ることが嬉しくて頑張っていくのですが、ある時、このままじゃつぶれちゃう。
そんな風に感じ始めるようです。
継続的にお客様とお付き合いできるための商品、サービスを創るために、何から始めていけばよいかをお話していきます。
継続的にお付き合いできる商品、サービスを創るための10のステップ
①ターゲットオーディエンスの特定: どのような顧客層が高額商品や継続商品に関心を持つかを詳しく調査し、理解すること。
②価値の特定: どのような価値を提供することで、お客様が高額商品や継続商品を購入するのかを明確にします。
③品質の確保: 高額商品はその価格に見合った高品質である必要があります。品質を維持・向上させることで、お客様の信頼を得ることができます。
④ブランドストーリーの作成: お客様が商品やサービスに共感や興味を持つための背景やストーリーを考え、それをマーケティングに活用します。
⑤限定性の活用: 限定版や特別なオファーを提供することで、商品の価値を高めます。
⑥テスト販売: 小規模なテスト販売を行い、顧客の反応やフィードバックを収集します。
⑦アフターサービスの強化: 高額商品を購入した顧客に対して、優れたアフターサービスやサポートを提供することで、長期的な関係を築くことができます。
⑧マーケティング戦略: ターゲットオーディエンスに合わせた効果的な広告やプロモーション戦略を計画します。
⑨フィードバックの活用: 顧客からのフィードバックを収集し、商品やサービスの改善に活用します。
⑩継続的な学び: 市場のトレンドや顧客のニーズは常に変わります。その変化を捉え、自身の商品やサービスを常にアップデートしていく姿勢が必要です。
10の項目に分けて簡単にお伝えしました。
本日はこの中の
①ターゲットオーディエンスの特定
②価値の特定
③品質の確保
について、お伝えしていきます。
なぜ、この3つに絞ったかというと、今回の相談は「商品が創れない」という事でしたので、
まずは「商品を創る」ことにポイントを置きお話を進めていきますね。
ターゲットオーディエンスの特定
ターゲットオーディエンスとは、
あなたの商品やサービスを購入したり、興味を持ちそうな特定の顧客層のことを指します。これを特定することで、マーケティングや商品開発が効果的に行えます。
要するにあなたの商品を購入している人、または、これから購入してくれそうな人を特定しましょう。という事です。
ターゲットを明確にする理由は、
・広告やプロモーションの効果を最大限に引き出すことができます。
・顧客のニーズに合わせた商品改良や新サービスの提供がしやすくなります。
いろんな人にお話しするより、あなたの商品やサービスに興味を持ってくれそうな人にお話しした方が、
購入率は上がります。苦労は下がります。
どうやって特定するの
・自分の商品やサービスをリストアップ:単発で売っている商品、サービスを書き出します。
そして、あなたの商品やサービスがどんな特徴や利点を持っているのかを明確にします。
・理想の顧客像を描く: 商品やサービスの特徴から、どんな人がこれを必要とするか、喜ぶかを考えてみましょう。
年齢、性別、趣味、職業など、具体的な属性をイメージします。
↑ここまでは最低限行わないと、次に進むことができません。
・市場調査を行う: インターネットやアンケートなどを利用して、実際に人々がどのようなニーズを持っているのかを調査します。これにより、理想の顧客像が実際に市場に存在するかを確認できます。
(あなたのお客様の問題や悩みを沢山知ってください。)
・競合他社の顧客を分析: 似たような商品やサービスを提供している競合他社がいれば、彼らの顧客層を調べることで、自社のターゲットオーディエンスを更に絞り込むことができます。
テスト販売を実施: 実際に商品やサービスもモニターさんを募り、お客様の反応を確認します。
3C分析を細かく行います。
価値の特定
価値の特定とは
商品やサービスがお客様のもたらす利益や満足のことを言います。
その商品やサービスがどのような点でお客様の問題を解決するのか、
またはお客様の望む未来を提供する出来るのかを考えます。
どのように価値を特定するのか
・商品やサービスの核となる機能を理解する: あなたの提供する商品やサービスがどのような基本的な機能や特徴を持っているのかを把握します。
・お客様のニーズや問題点をリストアップ: お客様の問題やニーズをリストアップします。
・商品やサービスがどのようなニーズや問題を解決するかをマッチング: 上記の情報を元に、あなたの商品やサービスがどのようなニーズや問題を解決できるのかを考えます。
・差別化の要因を考える: 他の競合商品やサービスと比較して、あなたの商品やサービスが持っている価値は何かを考えます。
・価値の具体的なメリットを明確にする: 「時間の節約」「コスト削減」「楽しさの追加」など、具体的なメリットを明確にします。
価値を特定することの重要性とは
価値を明確にすることで、お客様に商品やサービスの魅力を伝えることが容易になります。
また、高額商品や継続商品を売る際には、その価値が十分に伝わることが購入の動機・決めての一部となります。
お客様が買う理由を明確にすることが重要です。
そのために、商品やサービスを買うメリットや利益を伝えることが必要です。
お客様は自分がどうなれるかに興味を示しています。
マーケティング用語でベネフィットと言います。
お客様のメリットとベネフィットの両方を言語化していきましょう。
品質の確保
品質の確保とは
商品やサービスが一定の基準や期待を満たすように、その水準や特性を維持・向上させることを意味します。
特に高額商品においては、価格に見合った高品質が期待されるため、品質の確保は非常に重要になります。
品質を確保するためのステップ
・品質基準の設定: 商品やサービスが満たすべき品質の基準や目標を明確に設定します。
・定期的なチェック: 製品やサービスの品質を定期的に検査・確認し、基準に適合しているかを評価します。
・フィードバックの収集: 顧客や取引先からのフィードバックを収集し、品質に関する意見や要望を知ることができます。
・問題点の特定と改善: 品質に関する問題や欠陥を特定し、それを解消するための改善策を立てます。
・継続的な教育・トレーニング: スタッフや関連者への教育やトレーニングを継続的に行い、品質意識を高めることが重要です。
品質の確保の重要性は
顧客の信頼を得るための基本的な要素です。
良い品質の商品やサービスを提供することで、顧客の満足度が高まり、リピート購入や口コミによる推薦が増える可能性があります。
逆に、品質が低いと、お客様を失うリスクが高まり、評判が低下していきます。
「品質の確保」は、商品やサービスの価値を維持・向上させるための基本的な活動です。
これにより、お客様の信頼を得ることができ、成功につながります。
まとめ
①3C分析をします。
・あなたができることは何?
・あなたのターゲットは誰?(お客様の事)
・同業者と違うところは何?
これらを徹底的に分析し、言語化します。
②ビジネスは問題解決か望む未来に連れていくかです。
この商品、サービスを購入することで起きるベネフィットを言語化しましょう。
商品、サービスが作れたら、まずはモニターさんを募集します。
モニターの募集方法は、まずはあなたのターゲット層から募集します。
3名ほどでいいので、モニターを集めて、
「外に載せるためのお客様の声」と「改善のための声」をいただきます。
「外に載せるためのお客様の声」を使って、プロモーションを仕掛けていきます。
「改善のための声」を真摯に受け止めて、より良いものを作っていきます。
④以降については、マーケティングのお話になっていくので、別の機会に書いていこうと思います。
まずは、3C分析とお客様のメリットとベネフィットを言語化してみてくださいね。
一人では難しいとか、自社だけでなく一緒に作っていきたいという事でしたら、
ぜひ、お問い合わせをください。
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