「投稿は頑張っているし、ブログも書いている。
でも、来てほしいお客様が来てくれない…」
そんな声をよくいただきます。
実はこの状態は、
“集客ができていない”のではありません。
本当は、
あなたが来てほしい「理想のお客様」に、まだうまく届いていないだけ。
誰にでも見てもらえるように広く発信するほど、
「誰にも刺さらない」という状態になりやすいんですね。
来てほしい人に来てもらう
つまり、
あなたと価値観の合うお客様が自然と集まるための
“やさしい見直しポイント”をお伝えします。
長文ですので、一気に読もうとせずに、少しづつ理解していってください。
来てほしいお客様が来ない理由は“伝わり方”にある
集客がうまくいかないと感じるとき、
「私の努力が足りないのかな…」
「もっと毎日投稿しないとダメ?」
と不安になりがちです。
でも違います。
ほとんどの場合は、
- 誰に届けたいか
- その人に何を届けたいか
- どんな未来を約束するか
- それが“伝わる形”になっているか
この4つが整っていないだけです。
あなたが悪いわけでも、
お客様の質が悪いわけでもありません。
伝わり方を微調整するだけで、来てほしい人が来るようになります。
1:理想のお客様を丁寧に描く(たった1人に絞る)

女性起業家の多くがつまずくのはここ。
“みんなに好かれたい”が邪魔をします。
でも本当に来てほしいのは
- あなたの価値観に共感してくれる人
- あなたのペースを理解してくれる人
- あなたの世界観を好きだと言ってくれる人
そのたった一人を“具体的に書き出す”ことから始まります。
わかりやすいように、業種ごとの例をご紹介します。
🌼 【例①:自宅開業の整体師】
✨ 悪い例:ざっくりしすぎ
- 肩こりに悩む女性
- 健康に気をつかいたい方
- 身体を整えたい方
これでは誰にも刺さらない。
✨ 良い例:たった一人に絞る(実例)
理想のお客様は、
「48歳。介護と仕事の両立で慢性的に疲れている女性。
おしゃれな整体より、安心して話を聞いてもらえる場所を求めている。
市販薬でごまかしながらも、“根本から身体を整えたい”と本気で願っている人。」
ここまで具体的にすると、
発信に使う言葉が変わります。
▼ 発信がこう変わる
- 「肩こりがツラい方へ」 → ✖ぼんやり
- 「“夕方になると痛みが増して、家事がしんどくなる”あなたへ」 → ◎刺さる
- 「プロの整体技術を提供します」 → ✖硬い
- 「頑張りすぎているあなたの身体に、深呼吸する時間を」 → ◎伝わる
🌼 【例②:自宅ネイルサロン】
✨ 悪い例
- 主婦の方
- おしゃれが好きな女性
- ネイルサロンが初めての方
✨ 良い例:たった一人に絞る
「52歳。子育てが落ち着いて“もう一度自分の時間を大切にしたい”女性。
派手なネイルはしたくないけれど、手元がきれいだと気分が上がるタイプ。
サロンでは緊張してしまうので、自宅の落ち着いた空間で施術してほしい。」
ここまで絞ると、発信がこう変わる。
▼ 発信がこう変わる
- 「大人のネイルサロンです」 → ✖弱い
- 「人目を気にせず、静かな空間で“自分の時間”を取り戻すネイル」 → ◎ぴったり
- 「幅広いデザインに対応」 → ✖無個性
- 「上品・清潔感・肌なじみの良い3タイプからご提案します」 → ◎世界観が伝わる
🌼 【例③:小麦不使用の健康志向のドーナツ店】
✨ 悪い例
- 健康意識の高い方
- 小麦が気になる方
- 子どもに優しいおやつを探している方
✨ 良い例:たった一人に絞る
「6歳の子どもに小麦アレルギーがあり、“家族で同じおやつを食べたい”と願う35歳のお母さん。
甘いものは好きだけど、健康も気になる。
安心できるおやつを選びたいけれど、市販品は原材料が読めず不安。」
この一人に絞ると、商品説明が一気に変わる。
▼ 発信がこう変わる
- 「小麦不使用のドーナツです」 → ✖ただの説明
- 「アレルギーのあるお子さんと“一緒に食べられるおやつ”を作りました」 → ◎強く響く
- 「身体に優しい材料を使っています」 → ✖ありきたり
- 「小麦の代わりに米粉。添加物ゼロ。家族みんなで同じ味を楽しめます。」 → ◎買う理由になる
🌸 なぜ「たった一人」に絞ると発信がブレなくなるのか?
- 悩みが明確になる
- 掛ける言葉が定まる
- 記事のテーマが自然と決まる
- SNSの世界観が統一される
- お客様が「あ、私のことだ」と気づく
つまり、
“その一人のために書くほど、似た人たちが集まってくる”
という仕組みが動きます。
これが本当の「理想のお客様を描く」ということです。
2:その1人に向けて“言葉を整える”

- その人は何に悩んでいる?
- どんなことに不安を感じる?
- どうなりたい?
- あなたに何を求めている?
これを言葉にすると、発信がブレなくなります。
イメージしやすいように、実際の業種で例を挙げてみます。
🌼 ① 【整体を自宅開業している方の例】
🌼 ① 【整体を自宅開業している方の例】
■ その人は何に悩んでいる?
- 慢性的な肩こり・腰痛
- 病院では「問題なし」と言われている不調
- 年齢とともに疲れが取れなくなっている
- 子育て・家事で自分のケアが後回し
- どの整体に行けばいいかわからない
■ どんなことに不安を感じる?
- 良くなるのか、悪化しないか
- 子どもがいるから長時間通えない
- 自宅に整体に行くのは不安
- いろんな整体の違いが分からない
- 「どこまで相談していいの?」という遠慮
■ どうなりたい?
- 仕事や家事をラクにできる身体になりたい
- 朝の目覚めをスッキリさせたい
- 痛みのない生活に戻りたい
- 身体のメンテナンス方法を知りたい
- 自分の身体に向き合う時間がほしい
■ あなたに何を求めている?
- 丁寧に話を聞いてくれる人
- 正しい体の使い方を教えてくれる人
- 心も身体もリセットできる場所
- 継続的に相談できる“かかりつけ人的存在”
- 家事・育児疲れを理解してくれる女性整体師
🌼 ② 【自宅ネイルサロンの例】
■ その人は何に悩んでいる?
- ネイルサロンが多すぎて選べない
- 若いお店には入りづらい
- 値段が高くて通い続けられない
- 育児や家事で時間が取れない
- 爪が薄く、傷んでしまっている
■ どんなことに不安を感じる?
- 同年代の人が通っているか
- デザインを押しつけられないか
- 時間がかかりすぎないか
- 高額メニューを勧められそう
- 自宅サロンは初めてで勝手がわからない
■ どうなりたい?
- 年齢に合った上品なネイルを楽しみたい
- 剥がれない・傷まない施術を受けたい
- 気を使わず相談できる場所がほしい
- 月1回の自分ご褒美時間にしたい
- 日常が少し華やかに、自信が持てるようになりたい
■ あなたに何を求めている?
- 手元を綺麗に見せるデザイン提案
- 爪の状態に合わせた優しい施術
- 気軽で落ち着ける空間
- 変に気を遣わない女性同士の安心感
- 丁寧に寄り添ってくれるコミュニケーション
🌼 ③ 【小麦不使用の健康志向ドーナツ店の例】
■ その人は何に悩んでいる?
- 小麦が体質に合わない
- 子どもがアレルギー気味で心配
- 甘いものは好きだけど健康が気になる
- 罪悪感のあるおやつをやめたい
- 安心して食べられるスイーツを探している
■ どんなことに不安を感じる?
- 本当に小麦不使用なのか?
- 味は美味しいのか?
- 子どもにも安心して食べさせられるか
- 保存料・添加物の心配
- 冷凍スイーツって美味しいの?
■ どうなりたい?
- 家族みんなで同じものを食べたい
- 身体がラクになるスイーツを選びたい
- 健康的でも美味しいおやつがほしい
- 罪悪感ゼロで楽しめるおやつ習慣にしたい
- 子どもが安心して食べられるおやつを備えておきたい
■ あなたに何を求めている?
- 安心できる材料と製法
- 分かりやすい成分表示
- 優しい味・丁寧な作り
- 冷凍でも美味しいという安心感
- 子どものアレルギーにも配慮したレシピ
- 店主の想い(信頼の根拠)
🌸 まとめ:
理想のお客様像を“言葉にすると”発信がブレなくなる理由
この4つ(悩み・不安・理想・求めるもの)が明確になると、
- 書く内容が絞れる
- デザインの雰囲気が決まる
- 使用する言葉が変わる
- メニュー表現が適切になる
- SNSの世界観が統一される
つまり、
来てほしいお客様にちゃんと届く発信ができるようになります。
これは業種が変わっても共通の法則です。
3:導線を作る

来てほしい人が迷子にならないように
優しく“導線”を作るだけで、集まり方が変わります。
来てほしい人が迷子にならない“やさしい導線”の作り方
集客で一番大切なのは
“どこから来た人も、自然に次へ進めること”。
この「迷わない流れ(導線)」が整っていると、
急に集まり方が変わります。
女性起業家の多くがつまずくのは、
発信自体ではなく、
発信の“つながり”がないこと です。
⭐ 導線とは「次に行く道しるべ」を作ること
導線とは、難しいマーケティング用語ではなく、
見てくれた人が“次に何をすればいいか”を
自然と理解できる小さな誘導のこと。
そして大事なのは、
優しく、押しつけず、自然に。
これが、Akemiさんのターゲットである
40代〜60代女性に一番響く導線なのです。
🌼 導線が整うと何が変わるの?
- お客様が迷わない
- 信頼が積み重なる
- 適切なタイミングで商品を知ってもらえる
- 「売り込まれてる感」がゼロ
- 来てほしい人だけが残る
つまり、
売り込まなくても選ばれる状態 が作れます。
🌟 導線はSNS→LINE→ブログだけじゃない
導線は“8つの導線カテゴリ”で整理すると迷わない
ここから、女性起業家が使える導線を
具体的に網羅して書きます。
① SNS → 公式LINE(最重要)
SNSは“出会いの場”、
LINEは“関係を深める場”。
▼ 代表的な導線
- 投稿の最後に「無料PDFはこちら」(LINE登録)
- プロフィールにLINEのリンク
- 画像内にQRコード
- リールやストーリーで「LINE配布中」告知
- XやThreadsの固定ポストにLINEリンク
SNS単体では売れません。
必ずLINEへ誘導して関係を深めること が必要。
② 公式LINE → ブログ(深い理解へ)
LINEで受け取った人は、
次に「もっと知りたい」という欲が生まれます。
その時にブログへ誘導すると、
強いファンになってくれます。
▼ LINE → ブログ導線
- 毎週の配信でブログ記事を紹介
- シリーズ記事をLINEで案内
- LINE限定PDFの“詳しい解説記事”へ誘導
LINE→ブログは
「価値の深堀り」をして信頼を育てる導線です。
③ ブログ → LINE(ファン化導線)
ブログの最後に
- 無料PDF
- 無料5分動画
- 無料メール講座
を置くと、読者が自然にLINEへ流れます。
▼ ブログ導線の鉄則
記事の中で売らない。
記事の最後で“優しく案内”する。
④ PDF → 動画
PDFを見た人は「動画も見たい」と思います。
▼ PDF誘導例
- PDF巻末に「5分動画はこちら」
- Canvaテンプレと動画をセットにする
- 初心者向けの操作動画へ案内する
PDF→動画は登録率が高まる黄金導線です。
⑤ 動画 → ミニ講座・単品講座
動画を見た人は“理解したつもり”になりますが、
実は「できるわけではない」。
だからこそ、自然とこう感じます。
「実際の操作手順も見たい」
「もっと上手に作りたい」
そこでミニ講座へ案内すると
押し売り感ゼロで購入されます。
⑥ セミナー → LINE(リアルの最強導線)
これはAkemiさんが最も強い部分です。
商工会セミナー後に
- お礼メール
- 無料PDF
- 無料5分動画
- LINE登録リンク
を配るだけで、登録者が確実に増えます。
リアルの後は「信頼がMAX」なので最強です。
⑦ オフライン(名刺・リーフレット) → LINE(紙×デジタル導線)
紙媒体に強く反応する方向け
名刺の裏面に
- 無料PDF
- 無料動画
- LINE登録QR
これだけで登録が増えます。
⑧ イベント・交流会 → LINE
交流会が苦手でも、
無料PDFがあると誘導が簡単です。
「Canvaの無料ミニ教材を配ってます」
と言うだけで興味を持たれる導線になります。
✨ 最後に:導線は「つながり」を作ること
導線とは、
SNS投稿やブログ記事を分断させるのではなく、
“お客様が迷わず進める流れ”を
静かに整えてあげること。
Akemiさんは、
発信・ブログ・Canva・セミナー・LINE・PDF…
すべてのツールを扱えるので、
どの導線を作っても相乗効果が出ます。
来てほしいお客様に来てもらうことは
難しいテクニックではありません。
「誰に届けたいのか」を丁寧に言葉にして、
その人が迷わないように、小さな導線をつくってあげること。
これだけで、集客は大きく変わります。
あなたの発信を待っている人は、必ずいます。
焦らず、丁寧に、あなたらしく続けていきましょう。
🕊 講師:ライフワークデザインOKURIMONO合同会社 代表 加藤朱実
女性起業家・小規模事業者のための発信・集客サポート
▶[メルマガ登録はこちら]
https://j5qty.hp.peraichi.com
▶ [公式LINE登録はこちら]
https://lin.ee/hluGfef

